ジックボードM工法
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概要
- ジックボードM工法はマンホール更生工法と防食工法を兼ね揃えた工法です。
材料であるジックボードを既設マンホール内側に設置し、隙間にグラウト材を充填する事で既設マンホールと一体化させて強固な複合マンホールとして更生します。
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特徴
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- ジックボードは工場製品のため品質が安定している
- ビニルエステル樹脂FRP形成板により耐薬品性に優れる
- 乾湿条件に左右されない接着安定性を有する
- レベル2地震動に対応した耐震性能を有する
- 加工性があり、部位形状に合わせて切断加工が可能
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適用範囲
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- 適用人孔:
- 組立マンホール1、2、3号
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- 人孔深さ:
- 10m以下
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- 人孔減肉量:
- 鉄筋露出まで
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施工手順
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吸水防止剤塗布
既設コンクリート面に吸水防止材テックスを規定量塗布します。
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ジックボード設置
ジックボードを既設マンホール内側に設置します。既設マンホールとの間にグラウト材を注入する隙間を設け、ジョイント部材で繋ぎ合わせます。
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目地部シール
ジックボード間の目地部をボンドシリコンコークで充填します。
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グラウト注入
ジックボードと既設マンホールの隙間に無機質グラウト材を充填し一体化させます。
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目地部処理
目地部にジョイントカバーを設置します。
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端部処理
ジョイントカバー、タラップ回り等にボンドシリコンコークを充填します。
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関連サイト
- JERコンクリート補改修協会HP