クリスタルライニング工法
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概要
- クリスタルライニング工法は防食性を有する無溶剤型エポキシ樹脂モルタルをコンクリート構造物に塗布し、「止水」・「防食」・「補強」・「マンホール耐震補強」の4つの目的に効果を発揮させる、機械を使用しない人力施工による工法です。
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特徴
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- 水中・湿潤施工が可能(水の流れがない状態に限る)
- 人力施工が可能であれば下水道全般(処理場・管渠・人孔)に対応可能
- 飲料水(貯留槽等)の塗装修繕として使用可能
- 耐酸性・耐アルカリ性・耐久性・塩害対策にすぐれる
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適用範囲
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- 適用:
- 人力施工が可能な場所であれば幅広く対応
大口径管渠内(φ800㎜以上)
人孔内、目地、管口など
貯留槽等の構造物、水路など
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施工手順
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事前調査工
目的に応じた施工箇所の確認を行います。侵入水箇所やクラックの長さを確認します。
また、表面の凹凸や錆など事前処理が必要となる箇所も併せて確認します。 -
前処理工
高圧洗浄車による下地洗浄を行います。既設の下地が劣化している場合ははつり、断面修復を施します。侵入水がある場合、Vカットで止水処理を行います。
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クリスタルライニング材準備
クリスタルライニング材はA材・B材・C材に分かており施工の前に各材料を適切な分量で混合、撹拌して材料の準備を整えます。
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クリスタルライニング材塗布工
クリスタルライニング材をゴムベラやコテで塗布します。
施工の目的に応じてガラスクロス(補強繊維シート)などを積層させます。下塗り、上塗りと数回に分けて施工します。
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完成
施工面を養生して完成となります。
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関連サイト
- クリスタルライニング工法協会