安心マンホール工法
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概要
- 安心マンホール工法は起振による、マンホール壁面と地盤との摩擦力を増強させる地固め効果と、ろ過器及び誘導管でマンホール底部に発生する揚圧力を低減させるドレーン効果により地震時のマンホール浮上を抑制する工法です。
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特徴
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- 開削せずマンホール内から底部を削孔し、ろ過器を設置できる
- 余震で過剰間隙水圧が発生してもメンテナンスフリーのため安心
- 起振による地盤改良を図る
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適用範囲
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- 対象人孔:
- 1、2、3号人孔
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- 対象本管:
- 塩ビ管、ヒューム管、陶管
φ150㎜~φ400㎜ 補修幅 100㎝(熱硬化)
φ200㎜~φ300㎜ 補修幅 100㎝(光硬化)
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施工手順
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事前調査工
マンホールの形状やインバートの形状を確認します。
また周囲の状況や水替えの必要性の有無を確認します。 -
人孔内洗浄工
高圧洗浄車で人孔内の堆積物や付着物を除去します。
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底部削孔工1
ろ過器設置の位置を決め、7インチのコアカッターで人孔底まで削孔し、コアを除去します。
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さや管設置工
5インチのコアカッターをさや管内に挿入し、延長ロットを接続して地上まで立ち上げます。
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底部削孔工2
7インチ削孔の内側に5インチのビッドで底部部分を削孔しコアを除去します。
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ろ過器設置工
延長ロットにろ過器を接続し、人孔底版下の基礎砕石上部まで圧入します。
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起振工
起振機を人孔の側壁部に固定し起振します。起振は直角2方向で行います。
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空洞充填工
側壁に均等に4か所削孔し、水平方向に2段階で充填材の注入を行います。
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仕上げ工
インバート部分に塩ビ蓋を設置し、誘導管を立ち上げ、止め金具で固定し完成です。
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関連サイト
- 安心マンホール工法協会HP